同居と別居、そして……
「君は魅力的だよ、アマンダ。本気なんだ。
君さえいいなら、ここで一緒に暮らしたい。どうかな」
「素敵ね。嬉しいわ。
けど、今は友達とルームシェアをしているからすぐには来られないの。ちゃんと話すのを待っていてくれるなら。」
彼が経営するホテルのプールサイドで同棲の提案。本当、素敵ね。
・
・
・
A「あのね、二人とも……。いきなりだけど、私、恋人と暮らそうと思う」
K「へー。アマンダだしそんなにびっくりしない。恋人って男?女?」
A「男。ほら、あの、フランス人でSQホテル経営してる人よ」
K「国際結婚じゃん」
A「結婚はしないの。一緒に住むだけ」
L「待って、じゃあこのシェアハウスは……」
A「うん……出て行くよ。ルーシーとケルシー、今まで本当にありがとう」
食後、アマンダが仕事に出かけてから……
L「やっぱり女の三人組は、いずれ分かれる未来しかないのかな……」
K「そんな顔しないで。めでたい話じゃん。あの遊び呆けてたアマンダが本気の相手に出会うなんて」
そうです。二人とも、独身なのをいいことに遊びまくっていたんですよ。
そう、モザイクが必要なくらいね!
けど同居にあたってきちんと整理したようです。
緩いとこはとんっでもなく緩いけど、けじめはつける二人です。
K「分かれるっていったって喧嘩別れじゃないしさ、うちから彼の家まで車で2分じゃん?wそれに……
二人暮らしだって絶対楽しいよ。あたしが楽しくする。約束する」
二人は二人で付き合ってましたとさ。
この三人は好きな海外ドラマを元に作り、そのドラマではルーシーに恋の予感が訪れる形で終わりました。
ゲームの中でくらい恋愛から離れて三人ずっと一緒にいさせてあげたかったけど、これも神(=プレイヤー)の意志だからね。仕方ないね。
パツキン×パツキンとルーシー×ケルシーに萌えてしまったのよ。ごめんね。
・
・
・
翌日、市内のレストランにて
L「アマンダ、明日出て行くんだって」
K「そっか……。もうアマンダの汚い部屋に文句言うこともないんだ」
L「うん。それは明日からは彼の役目ね……」
K「ああは言ったけど、やっぱり寂しくなるよ」
L「私も。
ねぇ……残された私達が、絆をより強くするためにもさ
結婚しよう、ケルシー」
K「……!」
L「この市、夫婦と夫夫はいるけど婦婦は前例がないから苦労するかも。けど、一緒に乗り越えていかない?」
K「うん……!嬉しい。私もルーシーが一緒ならなにがあっても大丈夫。」
こうしてルーシーとケルシーは入籍し、婦婦になりました。自然に同性婚が存在する世界、いいなあ。
元々同居してたし、その頃から名字はLambertだったので特に何も変わりません。
変わったことといえば、子供が持てるようになったことくらい。
アマンダも彼の家に入居しました。籍を入れないところが自由人の彼ららしい。
二人の気持ちだけで一緒にいるの、素敵だと思います。
自由人なので、同居したからといって毎日アマンダが食事を作って家で待ったり、毎晩一緒に食事をして一緒に眠るということにはならないでしょう。
行きたいときに行きたいところへ行く。
シェアハウスにだって、「出ていった意味あるの!?」ってくらい入り浸るかもしれない。
でも、拠点は彼の家。そんな感じ。
これからルーシー達の結婚式・披露宴、アマンダの同居祝いパーティー、
そしてそれらをひっくるめたパーティーと、4つの催しがあります。
あまりに長くなりすぎたので、お式やパーティーの様子はまた次回。